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USU Shoulder


4.6 ( 3696 ratings )
メディカル
開発者 usu project
49.99 USD

# 概要 #
USU Shoulder (Ultrasound Utility Shoulder)は人の肩への超音波ガイド下注入のために新たにつくられた学習用iPad appです。超音波診断装置の画質と携帯性がよくなったため、超音波ガイド下注入は最近ペインクリニック領域でもよく使われるようになってきました。超音波診断装置を用いる事で従来の非透視下による方法より安全で効率的な神経ブロックが可能となりますが、超音波解剖学の知識と穿刺技術が必要
となります。このアプリは麻酔科医にとって簡単で便利な教材としてだけでなく、ベットサイドでの患者様への説明ツールとしても役に立ちます。医師だけでなく、看護師、医学生、教師、そして頸部の解剖と超音波画像に興味のある方々にもお薦めします。

このアプリの開始画面には三つのフレームがあります。左フレームは前方、側方、後方、上方からの解剖図、中央フレームは超音波画像、そして右フレームは選択画面にそれぞれ対応し、右には「基本情報」と「超音波解剖学」の二つのボタンがあります。

基本情報には「ショックアブソーバー機構」と「プローブ位置」のタブがあります。
「ショックアブソーバー機構」;
肩関節運動時における抵抗消失機構について、解剖学的(第一)肩関節は骨と骨の間に起こる抵抗に対して複筒式ショックアブソーバーがあり、機能学的(第二)肩関節は筋肉と筋肉の間に起こる抵抗に対して単筒式ショックアブソーバーがあると考えま
した。肩甲骨臼蓋と上腕骨骨頭の間には解剖学的(第一)肩関節の肩甲上腕関節包があり、上腕二頭筋長頭腱滑液包と肩甲下筋下滑液包と交通があります。三角筋と腱板(肩甲下筋・棘上筋・棘下筋・小円筋)の間には機能学的(第二)肩関節の烏口下滑液包、肩峰下滑液包、三角筋下滑液包があります。

「プローブ位置」;
肩関節の超音波解剖学を簡単に説明するために五カ所に分けました。一番目は大結節と小結節を結び、上腕二頭筋長頭腱滑液包を確認する定位置です。二番目は小結節と肩甲下窩を結び、内外旋により肩甲下筋下滑液包を確認します。三番目は小結節と烏口突起を結び、内外旋により烏口下滑液包を確認します。四番目は大結節と肩峰を結び、内外転により肩峰下滑液包を確認します。五番目は後方より棘下窩と骨頭を結び、内外旋により肩甲上腕関節包と三角筋下滑液包を確認します。

五カ所のプローブ位置から肩の超音波解剖学の「動画」と「静止画」を確認できます。
「静止画」;
中央フレームのプローブ1から5のうち、一つをタップすると細分化された個々の臓器名が列挙されている"骨系"、"関節系"、"神経・筋系"タブが現れます。確認したい臓器を複数選択すると、中央フレーム下の超音波画像と左フレーム解剖図が臓器ごと異なった色で色付けされます。

「動画」;
中央フレームの「動画」タブをタップすると右フレームに肩関節の選択タブが現れます。